今週末公開の映画の中から、観る価値のありそうな作品をピックアップします。独断と偏見で選んでいますので、映画の面白さは保証できません。
今週オススメの映画
①1917
「1917」
「007 スペクター」「アメリカン・ビューティー」などで知られる名匠サム・メンデスが、第1次世界大戦を舞台に描く戦争ドラマ。若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクの2人が、兄を含めた最前線にいる仲間1600人の命を救うべく、重要な命令を一刻も早く伝達するため、さまざまな危険が待ち受ける敵陣に身を投じて駆け抜けていく姿を、全編ワンカット撮影で描いた。撮影は、「007 スペクター」でもメンデス監督とタッグを組んだ名手ロジャー・ディーキンス。第92回アカデミー賞では作品賞、監督賞を含む10部門でノミネートされ撮影賞、録音賞、視覚効果賞を受賞した。
今週のトホホ映画
①阪神タイガース THE MOVIE 猛虎神話集
「阪神タイガース THE MOVIE 猛虎神話集」
プロ野球球団「阪神タイガース」の創設85周年を記念して製作された、球団初の公式ドキュメンタリー映画。「1973年の江夏豊、史上初の延長ノーヒットノーラン」や「1985年のバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発」「矢野タイガース“新世代のニュースター”」など、ファンの間で「神話」とも呼ばれる伝説的なシーンのほか、これまで語られていなかったエピソードも含め、蔵出し映像や新規インタビューで球団の歴史を掘り下げていく。熱狂的なタイガースファンとしても知られる俳優の石坂浩二が出演のほかナレーションも担当。テレビでよくないか?
2020年2月11日火曜日
2020年2月2日日曜日
2020年2月7〜2月8日公開の映画
今週末公開の映画の中から、観る価値のありそうな作品をピックアップします。独断と偏見で選んでいますので、映画の面白さは保証できません。
今週オススメの映画
「スピリッツ・オブ・ジ・エアー」
圧倒的映像美により独自の世界観を描いてきたアレックス・プロヤス監督が1988年に手掛けた伝説のデビュー作が『スピリッツ・オブ・ジ・エア』である。
時代性を超越した造形とデザイン、ピーター・ミラーによる印象的なサウンドトラックは、憧憬と哀愁を感じさせる。オーストラリア・アカデミー賞にて最優秀美術賞・最優秀衣装賞にノミネートされたほか、第1回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて審査員特別賞を受賞。91年には日本でも劇場公開され、レイトショーで12週間のロングランとなるヒットを記録するも、長年に渡って観る事が難しい<失われた作品>として存在感を高めてきた。今回ついに監督自身の手によるデジタル・リマスター版として、30年の時を超えスクリーンに帰ってくる。
「37セカンズ」
世界三大映画祭のひとつ「第69回ベルリン国際映画祭」パノラマ部門でワールドプレミア上映され、観客が熱狂。「パノラマ観客賞」と「国際アートシネマ連盟(CICAE)賞」を映画祭史上初のW受賞という快挙を遂げる。メガホンを取ったのは、18歳で単身留学し、ジョージ・ルーカス、ロバート・ゼメキス、ロン・ハワードら映画監督を輩出した南カリフォルニア大学で学び、短編『Tsuyako』(11)、『A Better Tomorrow』(13)が世界で注目を集めた新鋭 HIKARI。
出生時に37秒間呼吸ができなかったために、手足が自由に動かない身体になってしまった女性の自己発見と成長を描いた人間ドラマ。脳性麻痺の貴田夢馬(ユマ)は、異常なほどに過保護な母親のもとで車椅子生活を送りながら、漫画家のゴーストライターとして空想の世界を描き続けていた。自立するためアダルト漫画の執筆を望むユマだったが、リアルな性体験がないと良い漫画は描けないと言われてしまう。ユマの新しい友人で障がい者専門の娼婦である舞は、ユマに外の世界を見せる。しかし、それを知ったユマの母親が激怒してしまい……。主人公のユマと同じく出生時に数秒間呼吸が止まったことによる脳性麻痺を抱えながらも社会福祉士として活動していた佳山明が、オーディションで見いだされ主演に抜てき。母親役を神野三鈴、主人公の挑戦を支えるヘルパー・俊哉役を大東駿介、友人・舞役を渡辺真起子がそれぞれ演じる。
今週のトホホ映画
「ヲタクに恋は難しい」
隠れ腐女子のOLと重度のゲームオタク(ヲタク)の幼なじみが繰り広げる不器用な恋模様を描き、2018年にはテレビアニメ化もされた人気コミックを実写映画化。高畑充希と山崎賢人を主演に、「勇者ヨシヒコ」「銀魂」シリーズの福田雄一監督がメガホンをとった。
「37セカンズ」が世界に羽ばたこうとしているなか、それと逆行するかのような作品を作るのはもうやめませんか?
今週オススメの映画
「スピリッツ・オブ・ジ・エアー」
圧倒的映像美により独自の世界観を描いてきたアレックス・プロヤス監督が1988年に手掛けた伝説のデビュー作が『スピリッツ・オブ・ジ・エア』である。
時代性を超越した造形とデザイン、ピーター・ミラーによる印象的なサウンドトラックは、憧憬と哀愁を感じさせる。オーストラリア・アカデミー賞にて最優秀美術賞・最優秀衣装賞にノミネートされたほか、第1回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて審査員特別賞を受賞。91年には日本でも劇場公開され、レイトショーで12週間のロングランとなるヒットを記録するも、長年に渡って観る事が難しい<失われた作品>として存在感を高めてきた。今回ついに監督自身の手によるデジタル・リマスター版として、30年の時を超えスクリーンに帰ってくる。
「37セカンズ」
世界三大映画祭のひとつ「第69回ベルリン国際映画祭」パノラマ部門でワールドプレミア上映され、観客が熱狂。「パノラマ観客賞」と「国際アートシネマ連盟(CICAE)賞」を映画祭史上初のW受賞という快挙を遂げる。メガホンを取ったのは、18歳で単身留学し、ジョージ・ルーカス、ロバート・ゼメキス、ロン・ハワードら映画監督を輩出した南カリフォルニア大学で学び、短編『Tsuyako』(11)、『A Better Tomorrow』(13)が世界で注目を集めた新鋭 HIKARI。
出生時に37秒間呼吸ができなかったために、手足が自由に動かない身体になってしまった女性の自己発見と成長を描いた人間ドラマ。脳性麻痺の貴田夢馬(ユマ)は、異常なほどに過保護な母親のもとで車椅子生活を送りながら、漫画家のゴーストライターとして空想の世界を描き続けていた。自立するためアダルト漫画の執筆を望むユマだったが、リアルな性体験がないと良い漫画は描けないと言われてしまう。ユマの新しい友人で障がい者専門の娼婦である舞は、ユマに外の世界を見せる。しかし、それを知ったユマの母親が激怒してしまい……。主人公のユマと同じく出生時に数秒間呼吸が止まったことによる脳性麻痺を抱えながらも社会福祉士として活動していた佳山明が、オーディションで見いだされ主演に抜てき。母親役を神野三鈴、主人公の挑戦を支えるヘルパー・俊哉役を大東駿介、友人・舞役を渡辺真起子がそれぞれ演じる。
今週のトホホ映画
「ヲタクに恋は難しい」
隠れ腐女子のOLと重度のゲームオタク(ヲタク)の幼なじみが繰り広げる不器用な恋模様を描き、2018年にはテレビアニメ化もされた人気コミックを実写映画化。高畑充希と山崎賢人を主演に、「勇者ヨシヒコ」「銀魂」シリーズの福田雄一監督がメガホンをとった。
「37セカンズ」が世界に羽ばたこうとしているなか、それと逆行するかのような作品を作るのはもうやめませんか?
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